小倉リトルシニアblog

福岡県北九州市小倉南区を中心に活動している 「小倉リトルシニア」の公式ブログです。

カテゴリ: 審判長より

【はじめに】
本記事は、原田昭義審判長に御寄稿いただいた
小倉リトルシニア審判部についての紹介文です。



審判部についてご紹介します。

リトルシニアでは他のリーグと同様、父兄の協力のもとに試合が進められます。

4つの公式大会はもちろん、各大会や練習試合、紅白戦などすべての試合が親審判の

協力をあおぎながら行われています。

では、審判になるにはどのような資格がいるのか?と思いますよね。

小倉リトルシニアが所属する九州連盟では毎年10月初旬に1泊2日熊本で行われる

審判講習(4級)を受けていただきます。基礎的なルールなどの座学、球審や塁審の

コールの仕方や構えなどを学び、次にはグランドでのフォーメーションの動きなどを

実際に行います。こうして初めて公式戦のグランドに立つことができます。

小倉リトルシニアではそれまでにしっかり基礎練習を行いますので、全く初めて審判を

経験する方も心配ありません。
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こうして1年余の審判を行った方には次のステージ、3級審判試験が待っています。

公式戦の球審もできるように受けてもらう大分で行われる昇級試験です。

現在、元吉部長、後藤さんが3級資格者です。(次の候補は原さん、山口さんですね)

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審判をやることで得られる利点について述べます。

まず最初に、子どもたちと一緒にグランドで野球を楽しめます。

これは最も大きな利点だと思います。高校に行けばスタンドからの応援しかできません。

野球のルールを覚えながら、審判のジャッジなどを経験することは子供が高校へ

行ってからも絶対野球が楽しくなること、間違いなし!!です。

いろんな球場で審判ができるのも楽しみです。北九州市民球場を筆頭に、藤崎台、

アイビースタジアム(生目の杜)宮崎サンマリン、別府市民、ビッグN(長崎県営)

などなどで行われる試合に立ち会えるのは審判冥利!ですよ。

遠征時、大会打ち上げなどでの飲み会もまた楽しいですね。

今度は利点とは反対についてです。

燦々と照りつける炎天下、小雪舞い散る寒風の中、小雨は降りしきる曇天下、などなど

試合をやる間はしっかりと審判に傾注しなくてはなりません。大変です。

ミスジャッジにはスタンドや相手チームから非難のブーイングもたまにあります。

また監督の猛抗議!なんてこともまれにあります。これも大変です。

でも、これが野球です。一生懸命にプレーする子どもたちに真剣にジャッジをすれば

ときに間違いがあってもそれが審判!です。次に同じ失敗をしないようにします。

みんなで情報を共有し、審判技術やルールの習得に努め、子どもたちにマナーを

指導する立場、それが小倉リトルシニアの審判部だと思っています。

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 今年はたくさんの入団が予定されています。

お父さん方、是非一緒にグランドにたって「ヒズアウト!」「セイフ」大声出してみませんか!

4月の入団。お待ちしています!!!

(陰の声;「女性審判希望もお待ちしています!」)

今日は記事の書き手が2名いるので
同じ練習について
別の視点から捉えた
2本の記事をあげることにしました。

本記事の方では、
今日の練習風景について、
原田審判長から頂いた画像を中心に
紹介いたします。

今日は試験休みの団員を除いた
11名が練習に参加しました。
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試験前かつTKU前というジレンマの中、
試験の近い団員には、
今日は練習を休んで勉強すること、
明日の球場練習は参加すること、
という指導が入ったようです。
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練習に参加した11名にとっては
人数が少ないという寂しさはありつつも、
濃密に鍛えて頂けるという
特典もあったみたいですよ。
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続いて打撃練習です。
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投手も頑張ってますよ。
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今日はどちらかといえば、
内外野・捕手などなど、
守備を中心に練習が行われたようです。
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今日もしっかり頑張りました。
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明日は球場練習です!

先日の雨天日に大津監督のミーティングと座学が行われました。
その中で野球用語についてもお話しがあり、いろんな用語が出てきました。選手たちも言葉では知っていても説明するとなると少しあやふやな感じが多かったようです。
審判部が翌日、講習会を予定していたので監督と相談し、キャンプゲームとして色んな場面を想定しながらグランドでルールとプレーのスキルアップを同時に勉強してもらうようにしました。 

少し具体的に説明します。
例えば、野球では様々な妨害が起こります。打撃妨害、守備妨害、走塁妨害、そしてコーチや審判の妨害などなどです。それらの場面をコーチと選手、そして審判がどうしたらいいかを実際にやっていくわけです。具体的な場面を説明しながらプレーを行なうことで、より理解も深まり、対応ができるようになって行くことを目的とします。

野球は1点でも多くとったほうが勝ち!となる団体競技です。
一つのアウトが勝敗に大きく影響します。
座学でも出てきた野球用語の「アピールプレー」今回は、このルールについて少し詳しく説明してみましょう。
攻撃チームの反則行為を指摘する守備チームの主張(アピール)によってアウトが成立するものであり、通常のフライを捕る、内野ゴロを一塁でアウトとするのと全く同様のアウトのひとつです。
ただし、審判は選手からのアピールがないとアウト!と言いたくても絶対に言えない決まりがあります。選手が当該審判に対しこういう(違反)プレーがあった!とアピールする必要があるわけです。

例を上げてみましょう。(頭の中で想像してみてください。)
ツーアウト、ランナー2塁でセンター前のヒット、2塁ランナーは本塁まで俊足で還ってきてクロスプレー、ランナーセーフ。その間に打者走者は2塁まで一気に!!これもセーフ。攻撃側のベンチは大いに盛り上がっています!!(よくわかりますよね、その喜び方が!)
ところがそのあと!!!!です。一塁手が二塁手にボールを要求、ベースにタッチして一塁審にアピール!(ん!?)
おもむろに一塁審は前に出てきて「アウト!!」のコール。(えーーーーッツ!?)ツーアウトだったために得点はなし!!
守備側と攻撃側のベンチの様子は想像できますよね。これは一塁手が打者走者の一塁ベースを空過(ベースに触れなかった)したことをアピールしたことでアピールアウトが成立したのです。
1点を争うゲームならこのアピールプレイが試合を決めるかもしれませんね。

このようにアピールプレイ一つをとっても野球のルールはとても複雑です。(審判も全部を覚えることはなかなか大変なものです。)
中学野球ですべてのルールを覚えることは難しいと思います。
でも、そのルールを一つ覚えることで一つアウトをとったり防いだり、1点を取ることができたり、失点をなくしたりできるのが野球です。
用語、ルールをより多く覚えて野球を楽しみましょう!!

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先日、筑豊地区の高校による準公式の試合に審判として立たせていただきました。
この大会は今後予想される「低反発バット」を使った大会、リーグ戦ということでした。バットは木製、または低反発の金属バットを使用、となっており2塁審と球審をそれぞれさせていただき、そのとき感じたことを記します。
最初に打球音ですが、金属バット独特の金属音とは違った少し低めの音で飛び方はやや落ちているように感じました。ただ、芯に当たればやはり外野の頭上を超える長打もあり、そんなに違和感はなかったようです。二試合目に球審したときに、二度ほどいわゆるピッチャー返しのライナーがありましたが通常の金属バットに比べ球速は落ちているようにも感じました。二試合だけの感じでは全てはわかりませんがみなさんも今後、手にして実際を感じ取ってください。

「低反発バット」への移行は、投手への危険度の軽減、 打高投低の改善、世界基準への統一などが目的とされて2024年センバツから採用されることとなっています。今までは、金属バットの性能の良さで長打やヒットが生まれていたこともあります。シニアの皆さんが高校野球をやる頃は「飛ばない低反発バット」での試合となります。
つまり打撃技術のさらなる向上が今以上に求められるわけです。 
しっかり、監督、コーチの指導を身に着けていきましょう!

さあ、今週は新人戦、稲尾杯です。
みんなで優勝目指して、頑張っていきましょう!

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https://spojoba.com/articles/1073

 

皆さん、ご存知のように去年に続いてお二人が3級試験を受験されました。
遠藤さん、後藤さんです。見事、合格おめでとうございます!
昨日のブログにもありましたが、お二人とも見事な成績でした。

それぞれの感想を書いていただいたので以下にご紹介します。
審判員はグランドの指導者でもあります。
ルールやジャッジだけでなく、マナーや挨拶などのお手本となって指導願います。
お二人のこれからのますますの活躍を期待します。 

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遠藤智秀

 

まず今回3級試験の進行にご協力頂いた大分西南リトルシニアの選手、ご父兄の皆様に感謝申し上げます。
今まで経験してきた試合と同じように試験が始まるまでとても緊張していました。ミスをしたらどうしよう、不合格になったらどうしようなど不安な事ばかりでした。やはり試験となれば誰もがそう思うかもしれません。
しかしこの試験を通して新たに学ぶことが沢山ありました。 技術的指導ももちろんそうですがなによりも印象に残っているのは、選手は一生懸命頑張ってるのに審判が適当にしたり声が小さかったりしたら試合全体が締まらなくなる、などとても大切な事も学びました。
これからも審判に立つときはそのことを強く思い審判をしたいと思います。 

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遠藤
 *親子でグランドに立てた思い出の試合でしたね。

 

 

 

後藤和義

 

僕の愛読書は、野球規則です。 っていうくらい毎晩毎晩、野球規則で、ルールの勉強しながら寝落ちしてました。 その成果で、学科試験では遠藤さんよりも良い結果でした。(笑 )
実技では、いつも審判部で教えて頂いてる事を指導員が、審査してました。 それでも、何人もに見られながらの実技試験は緊張します。 3回ほど失敗があり、失敗した後にやり直したいけど、終わった事。 やっぱり、まだまだ練習不足でした。
今回、3級昇級合格は審判長を始め、いろいろな方の指導があったからです。 ありがとうございます。 練習試合でも沢山のミスジャッジをしました。 これからもミスジャッジは、あると思いますが、極力減らすよう努力します。 これからも、沢山の方からの指導お願いします。

  
後藤

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 *後藤さんの真摯な姿勢は審判として最高です!格好も決まってますね。



 

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