今回は、”そもそもリトルシニアって何?”
という保護者の方々に向けた
硬式野球リーグに関する簡単な御説明です。
素人説明なので間違いなどはご容赦ください。
修正・訂正のご指摘は大歓迎です!



中学で野球チームに入る場合、
大きくは中学校部活動とクラブチームの
2つの道にわかれます。

例外は沢山ありますが、
中学校部活動は軟式野球、
クラブチームは硬式野球
になることが多いですね。

後者である中学硬式野球チームは
全国で1500超あるそうですが、
これらのほとんどは
下の6リーグ(※)のいずれかに所属しています。
・リトルシニア
・ボーイズ
・ヤング
・ポニー
・フレッシュ(九州・山口地区中心)
・レインボー(九州南部中心)
※昔はサンリーグという北海道中心のリーグを含めて
 主要7リーグと言われていたそうですが、
 ここは2012年にボーイズと合併したそうです。


高校野球の場合は
硬式野球チーム≒部活動
 ≒日本高等学校野球連盟(高野連)所属

の図式が成り立ちますが、
中学野球は随分と様相が異なるんですよね。

6リーグにそれぞれついて、
ルールや運用の面などで特色はあれど、
優劣はありません。
ただし、単純な所属チーム数でいれば
リトルシニア(545チーム前後;出典)と
ボーイズ(725チーム前後;出典)が
2大勢力ということになります。

そして、小倉リトルシニアは名前の通り
日本リトルシニア中学硬式野球協会に
所属しているのです。

さて、本記事を書く上で参考にしている
サイトが↓ですが、

そのなかで福岡県内(および九州)の
硬式野球クラブチームが列挙されていました。


↑はちょっとだけデータが古いようで、
例えば休部された行橋LSが入っているかわりに
最近創設された浮羽LSの名前がありませんが、
おおまかにはこのような感じです。
福岡県内のリトルシニアは2022年2月時点で
 小倉・小郡・北九州中央・太宰府・浮羽
 福岡中央・福岡南・福岡城南・福岡広川

の9チームとなっていますよ。

昔は他リーグとの交流がほぼ禁止されており
リトルシニアのチーム同士で
試合するしか手段が無かったことから、
対戦相手をもとめて
遠方へ出かけることが多かったそうです。
しかし最近では、リーグ間にそびえ立っていた
垣根が取り払われつつありますよ。

ジャイアンツカップという
各リーグのトップチームが一同に介して
頂点を決める大会が
中学球児たちの憧れになりつつあります。
また、九州地区でも宮日旗西日本大会という
同様の趣旨の大会が毎年行われています。

公式試合だけでなく、練習試合についても
事前の届け出にて可能となっており
小倉リトルシニアもよく
近隣の他リーグのチームに胸を借りています。
過去にあまり顔をあわせたことのない
未知の強豪との試合は
なかなかにスリリングで楽しいものですね。

少子化が叫ばれる中、
全てのリーグが協力して、
中学硬式野球を盛り上げていければ良いですね。

【関連記事】
①当ブログ内記事より、
 "リトルシニア"という言葉の意味など。

②"リトルシニア"を舞台に現在連載中のマンガです

 選手達がみんなちょっとスゴすぎですが・・・

LINE_ALBUM_2021/7/3ジャイアンツカップ_220224
(2021年ジャイアンツカップ福岡予選より)